依頼者・・・熊本市の会社代表
対象者・・・従業員
相談
地元で会社経営をされておられる依頼人の元に匿名を名乗る者から電話が入る。
「おたくの従業員同士が不倫関係にあり信用のおけない会社」との内容。(予想では関係者の家族?)
以前より噂の絶えない男性営業マンと事務員であったが真相は明らかではない。
よって、これまで忠告はしなかったが今回ばかりはやり過ごすことができず、調査を依頼。
地元では老舗の会社であり、会社の信用にもかかわる事である。
なにより独身の女性社員も複数おり、モラル的にも社風が乱れることも考慮した。
従業員に不倫関係を否定されないように、辞令を出す前に事実関係をはっきりさせたい。
証拠が取得できた場合、双方の態度次第では解雇、または営業所の配置を移動させる依頼者の考えであった。
調査方法
男性営業マンは既婚者であり、出張も月2回ほどあるがスケジュールは会社で把握してある。
なので大体のフリーの日が予測できる。
社内のうわさでは女性社員を出張先のホテルに呼んでいたこともあり、男性従業員の出張先も調査の対象とした。
男性の退勤後、及び休日を重点的に行う。
休日に男性が家族らと行動を共にしていた場合はその日の調査を中止する方法をとる。
男性の休日の調査にメリハリをつけることで調査時間も短縮でき経費的に抑えられることが可能。
調査
退勤後、会社近くの運動公園で女性社員は男性営業マンの車両に乗車し、1時間ほど車内で過ごすことが判明。
食事やホテル行く様子はなく、毎回、退勤後に男性車両で接触。
しかし、車内での接触を不倫だと本人らに追及しても説得力が無い為、月末の男性営業マンの出張に期待する。
男性の宿泊先は会社で把握していた為、事前にホテルにて張り込みを開始。
男性営業マンがホテルにチェックイン後、再び外出し、最寄りの駅へ進行し、女性事務員と合流。
2人で地元の郷土料理を堪能した後、男性が先に部屋に入室し、時間差で女性が部屋に入室する。
男性は翌日、会議の為、女性が途中退室する可能性を考慮し、張り込みを継続
翌日の早朝、女性事務員が部屋から1人で出て来ると最寄りの駅へ進行する。
その1時間後、男性営業マンが部屋を退室し、○○支社へ出勤するのを確認。
ご報告
退勤後に短時間の接触はあったが、その内容ではご依頼人も当人らに話をするに説得力に欠けていた。
しかし今回、会社の経費で負担した主張先のホテルに入室している事実が心強い証拠になりました。
女性従業員は男性と1泊した当日は体調不良で2時間遅刻。
女性従業員の理由は「発熱の為、病院で診察して出勤します」との内容。
その後、男性営業マンは出張のない総務課へ女性事務員は自主退社になったとの事でした。
証拠内容
・15日間の調査で実働40時間(調査員2名)
・総額35万円(諸経費、消費税込み)
・写真260枚