男性のご依頼者で「慰謝料はいらないから、子供の親権さえ手に入ればいいです」と言われる方増えましたね。

しかし、その次に言われるのがお子様の年齢が小さいと

「親権は欲しいが現実的には無理で悔しい」と言われます。

保育園の弁当も作るし、保育園生のお子様2人を連れて旅行にも行かれるくらい子煩悩な方です。

嫁さんは家事が下手なので、茶碗洗い、洗濯物、ゴミの仕分けまでマメにされるご主人でした。

私が思うに、幼稚園までは確かに、職種にもよりますが男性がシングルで子育てするのは過酷だと思います。

小学生に上がるまでの我慢はどうでしょう。

小学生に上がればなんとか子育てのサポート機関や民間のサービス、他人の力を借りて子育ては出来そうな気はします。

子供も小学生になると親が仕事で大変な時は空気を読み、少しづつ自立していきます。

正直、幼児期に女性の協力無くして、育てるのは困難。

でも、女性達はシングルで働きながらなぜか立派に幼児期を乗り越える方はごまんとおられます。

そこはいさぎよく、割り切りましょう。

小学生の高学年になれば仕事で忙しい自分を逆に助けてくれる、励ましてくれる存在になるものです。

はなから「親権は無理」と決めつけず、長い目で見れば、この先数十年の為ならば、小学校入学までの数年を絶えることは難しいでしょうか。

その期間を親権取得の準備期間だと考え方を変えていけばいいと思います。

子供たちも見切り発車で出発するより、安定感がある生活が幸せなはずです。